がっこうだってどきどきしてる

sola日記
04 /10 2018
先週は、はじめて学校へ行く子どもたちの絵本を紹介しました。きょう紹介するのは、はじめて子どもたちを受け入れる「学校」が主人公の絵本です。

がっこうだってどきどきしてる
『がっこうだってどきどきしてる』アダム・レックス 文/クリスチャン・ロビンソン 絵/なかがわちひろ 訳/WAVE出版

原題は "School's First Day of School" 。そうなんです。この絵本、学校にとってのはじめての学校の日を描いています。

生まれたばかりの学校は、学校がどんなところか知りません。そうじに来てくれた用務員にいろいろ教えてもらっても心配になるばかり。いよいよ新学期がはじまって、子どもたちがぞくぞくとやってきました。学校はどきどきしながら子どもたちを観察します。

翻訳をなさったなかがわちひろさんが、この本のことを書いていらっしゃいます。

なんとなく『ちいさいおうち』を思いだしました。「がっこう」と「ちいさいおうち」の顔、どこか似ていませんか?(J)

ちいさいおうち
『ちいさいおうち』ばーじにあ・りー・ばーとん 文・絵/いしいももこ 訳/岩波書店

かこさとしさんと川崎市

sola日記
04 /09 2018
暖かくなったり寒くなったりを繰り返しつつ、気候のよい日が続いています。
夫の会社の社宅がある神奈川県川崎市に引っ越してきて1年が経ちました。生活に慣れてきたところでちょうど春を迎えたので、最近よく周辺を散策するようになりました。

先日は、隣駅の公園まで散歩に行きました。その公園がある古市場という場所は、かつては臨港地帯の工場で働く労働者の街でした。この地は、戦後まもなくしてセツルメント(学生たちが中心となって行うボランティアのような活動)の中心地となりました。

川崎セツルメントといえば、児童文学者のかこさとしさんが活動され、子どもたちとの出会いから多くの作品を生み出されたことで有名です。川崎市民になった1年前から、「川崎といえばかこさとしさんの……」などと頭をよぎることがありましたが、川崎市も広いので、きっとどこか離れた場所だろうと何となく思っていました。

ところが散策するうちに、近所に「川崎セツルメント」の名のついた診療所を発見し、書店には「かこさとしコーナー」が常設してあったりして、この地域がまさに活動の中心地であったことを知りました。
なんというご縁……!という驚きと感動を、社宅で誰とも共有できないのが残念です。。

現在の古市場は、多摩川の河川敷に隣接していることもあり緑豊かでとても静かなところです。
これからの季節にいっぱい訪れて散策を楽しみたいと思っています。

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古市場の公園にて。もうなんだか初夏のような花が咲いていました。(Y)

見えないお友だち

sola日記
04 /06 2018

新学期ですね。

道すがら、お母さんお父さんといっしょにあるく制服姿の子をちょこちょこみかけました。

今日入学式の学校がおおいのかしら。




こないだJさんのブログでも、はじめて学校をテーマに、ぬいぐるみや見えないお友だちがでてくる絵本が紹介されていました。



見えないお友だち、想像のお友だち、イマジナリーフレンド……こどもがつくりだした自分だけの友だちは、絵本や読みものにもたくさんでてきますよね。




私のお気に入りはこちら。


『ぼくが消えないうちに』A・F・ハロルド/作、エミリー・グラヴェット/絵、こだまともこ/訳、ポプラ社


この本、じつは「見えないお友だち」のほうが主人公。


想像力豊かなアマンダとアマンダのつくりだしたラジャー。ふたりは大の親友ですが、アマンダにわすれられるとラジャーは消えてしまいます。

そんなある日、アマンダがとつぜんいなくなってしまいました。

消えないうちににだいじな友だちをさがしにいく……見えないラジャーの風変わりな冒険譚。




いつかは消えてしまうかもしれない見えないお友だち。

おめでたすぎないハッピーエンドが、心にのこります。




そして、挿絵がまたとてもお話にあっていて。

私のだいすきな画家エミリー・グラヴェットさんがはじめて挿絵を担当した本でもあるのです。

たのしい場面もこわい場面も、文と絵の相乗効果はバツグン。







さて、

見えないお友だちの話ですが……

じつは私にもいたんですよ。





私に、というか私とおねえちゃんに。
おんなじお友だちが。



お友だちといっても、特定のだれかってわけじゃなくて、"おばけちゃん"っていうちいさなおばけの一族。

たくさんいるので、私のおばけちゃんとおねえちゃんのおばけちゃんは別人です。(人じゃないか)


いつしか私のそばからはいなくなったけど、その存在はずっとおぼえてるんですよね。




ということは、まだいるのかしら。




弟にこないだきいたら、彼は全然おぼえていませんでした。いっしょに遊んだような気がするんだけど。






私は、ずっとわすれないでいたいなぁ。






手のりサイズのおばけちゃん。


(N)

はじめての学校

sola日記
04 /03 2018
4月。入学の季節ということで、はじめて学校へ行く新入生のための絵本を探してみたのですが、あんまりたくさんあってびっくりしました。

きょうはそのなかから、はじめての学校にちょっぴり不安を感じている主人公たちが、ぬいぐるみやおもちゃや見えない友だちに自分を投影する絵本を紹介します。

『あした、がっこうへいくんだよ』の男の子は、学校へ行く前の晩、なかなか寝つけないでいるぬいぐるみのウイリーが安心できるように、いろいろ話しかけたり世話をしたりします。

あしたがっこうへいくんだよ
『あした、がっこうへいくんだよ』ミルドレッド・カントロウィッツ 文/ナンシー・ウィンスロー・パーカー 絵/せた ていじ 訳/評論社

『ちびうさがっこうへ!』のちびうさは、おもちゃのチャーリー・ホースをつれて学校へ行きます。ところがチャーリー・ホースは学校でいろいろいたずらをしてしまいます。

ちびうさがっこうへ
『ちびうさがっこうへ!』ハリー・ホース 作/千葉 茂樹 訳/光村教育図書

『ぜったいがっこうにはいかないからね』のローラは、見えない友だちのソレン・ロレンセンが学校へ行くのを心ぼそがっているとうったえます。

ぜったいがっこうにはいかないからね
『ぜったいがっこうにはいかないからね』ローレン・チャイルド 作/木坂 涼 訳/フレーベル館

小学校に入学したのが大むかしすぎて、どんな気持ちだったか思い出せないわたしがいうのもなんですが、3冊ともおすすめです。(J)

水まんじゅう作り

sola日記
04 /01 2018
造形教室の生徒が旅行のお土産で「手作り水まんじゅうキット」を持ってきてくれたので、みんなで作ってみました。



水まんじゅうは本来葛粉などで作りますが、このキットの主材料は寒天でした。長野県のお土産で、多様な寒天製品で有名なメーカー「かんてんぱぱ」のものだそうです。
寒天は中国から伝わったところてんを乾燥させて生まれた日本の食べ物で、寒さが厳しく空気が乾燥する諏訪地方で農家の副業として発展してきた経緯があるそうです。

粉末の寒天を溶かして液体にしたあと、寒天→あんこ→寒天の順で付属の型に入れて冷やすだけで、とっても美味しいプルプルの水まんじゅうができました。
寒天ゼリーの長所は、一度固まったら溶けないことです。そのため、遠足や運動会など、屋外で長時間持ち歩くお弁当のデザートにはぴったりなのだそうです。

造形のクラスはいつも楽しいですが、自分の内面を表現するのは勇気が要る作業なので、子どもたちはアイディアが浮かんで軌道にのるまで苦しい時間を過ごすこともあります。たまにこうした息抜きで、子どもたちが楽しそうにしているのを見ると、こちらも嬉しくなります。
昨日からついに4月を迎えましたが、みな元気に新学期を過ごしてほしいと思います。(Y)

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaの3人のスタッフが毎週1回ずつ(WEB担当のSFは毎月1回)交代で更新します。お気に入りの絵本や、「旅」の思い出、日常のヒトコマなどを綴っていきます。
どうぞのぞきにきてください。