FC2ブログ

衝撃的な小説の書き出し①

sola日記
07 /16 2018
週に1度と言いながら、サボりがちです。

修士論文とレポートに追われる季節です。


今回のテーマは表題のとおりです。

本を読むとき、冒頭の言葉はそれからその本をどのように読むか、

そもそも読み続けられるかということに大きく影響するように思います。

逆に、冒頭が好きすぎてそのあとの期待が上回ってしまい、結果断念してしまうことも少なくありません。



そんななか、私の読書経験において(もちろんいい意味で)衝撃的だった冒頭を紹介します。

ちなみに、ここにあげた本はちゃんと読破できています。


No.1
------------------------------------------------------------------------
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
------------------------------------------------------------------------

これはもちろん鴨長明ですが、引用部はこちらの巻末についている方丈記全文から引いています。

方丈記

『方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)』水木しげる/作、小学館


No.2
--------------------------------------------------------------------------------
ものうさと甘さが胸から離れないこの見知らぬ感情に、
悲しみという重々しくも美しい名前をつけるのを、わたしはためらう。
その感情はあまりに完全、あまりにエゴイスティックで、恥じたくなるほどだが、悲しみというのは、わたしには敬うべきものに思われるからだ。
--------------------------------------------------------------------------------

悲しみよこんにちは

『悲しみよ こんにちは』フランソワーズ・サガン/作、河野万里子/訳、新潮文庫

これを17歳の頃に読んで、「2年後にこれを書ける気がしない。敵わないなあ」と思いました。そして、わたしはこれをフランス語でも持っていますが、河野さんの訳は個人的に好きです。

字数がとんでもないことになるので、つづきは次週にします。(A)




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaのスタッフが交代で更新します。お気に入りの絵本や、「旅」の思い出、日常のヒトコマなどを綴っていきます。どうぞのぞきにきてください。