FC2ブログ

tupera tupera 絵本の世界展

sola日記
07 /31 2018
うらわ美術館で開催中の「tupera tupera 絵本の世界展」へ行ってきました。

tupera tuperaは亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット。
展覧会は絵本の原画を中心に、立体作品、ポスター、映像、アイデアメモなどもあり、盛りだくさんの内容でした。
tupera tuperaの絵は貼り絵が多いのですが、印刷ではわかりにくい細部まで、原画でじっくり見られたのがよかったです。

tupera tuperaの手がけた絵本のなかでは、『ぼうしとったら』や『やさいさん』などのシンプルなしかけ絵本がわたしの好みです。が、いちばん好きなのはやっぱり『パンダ銭湯』。

パンダ銭湯_convert_20180731174604
『パンダ銭湯』tupera tuperaさく/絵本館

パンダの親子が銭湯へ行くだけの話ですが……衝撃的(?)なパンダの秘密に笑ってしまう絵本です。
まだ読んだことのない方には、ぜひパンダの秘密を知ってもらいたい。

今回の展覧会では、そのパンダ銭湯にも入れるようになっていました。

パンダ湯_convert_20180731174646

お子さんをお風呂に入れて写真を撮っている家族連れがたくさん。みなさん、楽しそうでした。
パンダ銭湯、大人気!
展覧会は8月末までやっているので、夏休みのお出かけにもよさそうです。(YS)
スポンサーサイト

ジャンルを横断する文学

sola日記
07 /29 2018
最近やっていたこといえば、レポート、レポートです。

私はバレエやオペラが好きで、チケットが高いのでいつもというわけにはいきませんが、学割を駆使してときどき観にいきます。

そこで、軽い気持ちでオペラとバレエの『マノン・レスコー』を比較するというテーマを選びましたが、これがまた大変でした。
原作は、言うまでもなくプレヴォによる『マノン・レスコー』です。

マノンレスコー
『マノン・レスコー』プレヴォ/作、野崎歓/訳、光文社古典新訳文庫

原作を読んでからバレエやオペラを観ると、マノンのイメージやあらすじが微妙に違っていて面白いのです。

お国柄なのか、時代なのか、それとも作った人の解釈なのか。
こうした違いを楽しむのが、文学を原作とした演目の醍醐味です。

今はオペラ版のシンデレラ、「チェネレントラ」が気になっています。
魔法使いの代わりに哲学者が出てくるらしいのです。
観たい!と思った時に都合よく上演していないのが唯一難点と言えるでしょうか。

あらすじを追うだけなら、あるいは観に行く前の予習にこちらの本がおすすめです。
イタリアオペラガイド

『イタリアオペラガイド』河野典子/著、フリースペース

そういえば映像で見るという手もありまして、私は映画館で鑑賞できるMETライブビューイングで「セミラーミデ」という非常に珍しい演目を観ました。生が一番ですが、こちらもおすすめです。と、言っていたら「ラ・チェネレントラ」9月に上映があるみたいです。(A)

衝撃的な小説の書き出し②

sola日記
07 /23 2018
こんにちは。

前回に引き続き、
個人的に衝撃を受けた小説の書き出しをご紹介します。


No.3
------------------------------------------------------------------------
メドヴェージェンコ あなたはいつ見ても黒い服ですね。どういうわけです?
マーシャ わが人生の喪服なの。あたし、不仕合せな女ですもの。
------------------------------------------------------------------------

チェーホフ


『かもめ・ワーニャ伯父さん』アントン・チェーホフ/作、神西清/訳、新潮文庫

チェーホフはロシア文学で、また戯曲の中でも一番好きと言えるかもしれません。
ここにあげたのは、「かもめ」の冒頭です。

No.4
---------------------------------------------------------------------
大切なことは二つだけ。どんな流儀であれ、きれいな女の子相手の恋愛。
そしてニューオーリンズの音楽、つまりデュークエリントンの音楽。
ほかのものは消えていい。なぜなら醜いから。
----------------------------------------------------------------------

うたかたの日々


『うたかたの日々』ボリス・ヴィアン/作、野崎歓/訳、光文社古典新訳文庫

これは厳密には最初の一文ではないのですが……
最初のページだからよしとして。

フランス文学を好きになったきっかけのひとつです。



こうして並べてみると、自分が好きな文章の傾向がわかります。

わたしの場合は意外性がある表現、

日常で口にするには憚られるようなことを断言してしまう、ちょっとトリッキーな表現です。

それから、前回のと併せて考えると、

どうやらわたしは「うたかた」という言葉が好きみたいです。


論文に追われても本は読み続けたいものです。

できる限り更新します。よろしくお願いします。(A)

災害支援手帖

sola日記
07 /18 2018
西日本を中心に降りつづいた豪雨で被害にあわれましたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活を取りもどすことができますように。

わたしにどんな支援ができるだろうと考えたとき、ヒントになった本があります。

災害支援手帳

『災害支援手帖』 荻上チキ 著/木楽舎

本当は災害が起きる前に読んで「支援の準備」と「支援の練習」をしておくための本なのですが、いますぐできること、これからもやれることを確認できました。

木楽舎のサイトで、臨時公開版が公開されています。(J)

バレエの絵本

sola日記
07 /17 2018
週末、バレエの公演をみてきました。演目は「眠れる森の美女」。美しいオーロラ姫とすてきな王子さまの踊りに見惚れて、軽やかにジャンプを繰り返すブルーバードに感嘆! 約3時間、夢の世界を楽しみました。

「眠れる森の美女」のもとになっている話は「いばら姫」ですから、大筋はみなさんご存知だと思いますが、こちらの絵本はバレエのバージョンがよくわかるのでおすすめです。
エラというバレエの大好きな女の子が、「眠れる森の美女」の物語に入りこんでしまう話。

エラと眠れる森の美女_convert_20180717172951
『エラと『眠れる森の美女』』ジェイムズ・メイヒュー作/灰島かり訳/小学館

バレエと聞いて多くの人が思い浮かべる演目は、「白鳥の湖」でしょうか。「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」とともにチャイコフスキーの3大バレエです。

こちらの絵本は大判で、独特の雰囲気のあるうつくしい絵が堪能できます。物語がくわしく、巻末には「白鳥の湖」のみどころの解説もあるので、どちらかといえば大人向きかもしれません。

ものがたり白鳥の湖_convert_20180717173031
『ものがたり白鳥の湖』ものがたり白鳥の湖編集室文/ガブリエル・パチェコ絵/吉本真悟巻末エッセイ/エディション・エフ

最後にもう1冊。
バレエを習っているエマとバレリーナのジュリア、ふたりの1日が並行して描かれた絵本です。作者のマクリントックさんが来日したときに講演を聞きにいきましたが、この絵本を作るためにバレエ学校を取材して、ご自分でレッスンまで受けたとおっしゃっていました。まだ習い始めの子どもとプロのバレリーナの足先のちがいまでしっかり描き分けられているのは、そんな調査の賜物なのだろうと思います。

ふたりはバレリーナ_convert_20180717173054
『ふたりはバレリーナ』バーバラ・マクリントック作/福本友美子訳/ほるぷ出版

それほどくわしくはないけれど、バレエは大好き。秋には「ロミオとジュリエット」をみにいく予定です。
バレエの絵本はほかにもお気に入りがあるので、またご紹介します。(YS)

衝撃的な小説の書き出し①

sola日記
07 /16 2018
週に1度と言いながら、サボりがちです。

修士論文とレポートに追われる季節です。


今回のテーマは表題のとおりです。

本を読むとき、冒頭の言葉はそれからその本をどのように読むか、

そもそも読み続けられるかということに大きく影響するように思います。

逆に、冒頭が好きすぎてそのあとの期待が上回ってしまい、結果断念してしまうことも少なくありません。



そんななか、私の読書経験において(もちろんいい意味で)衝撃的だった冒頭を紹介します。

ちなみに、ここにあげた本はちゃんと読破できています。


No.1
------------------------------------------------------------------------
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
------------------------------------------------------------------------

これはもちろん鴨長明ですが、引用部はこちらの巻末についている方丈記全文から引いています。

方丈記

『方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)』水木しげる/作、小学館


No.2
--------------------------------------------------------------------------------
ものうさと甘さが胸から離れないこの見知らぬ感情に、
悲しみという重々しくも美しい名前をつけるのを、わたしはためらう。
その感情はあまりに完全、あまりにエゴイスティックで、恥じたくなるほどだが、悲しみというのは、わたしには敬うべきものに思われるからだ。
--------------------------------------------------------------------------------

悲しみよこんにちは

『悲しみよ こんにちは』フランソワーズ・サガン/作、河野万里子/訳、新潮文庫

これを17歳の頃に読んで、「2年後にこれを書ける気がしない。敵わないなあ」と思いました。そして、わたしはこれをフランス語でも持っていますが、河野さんの訳は個人的に好きです。

字数がとんでもないことになるので、つづきは次週にします。(A)




種まきのその後

sola日記
07 /05 2018
5月のはじめに種をまいたパクチーのその後をお知らせします。

30日目。そろそろ食べられるかな。

30日目


収穫しましたよ。

収穫1


で、この日はカオマンガイ。

カオマンガイ


42日目。まだまだ伸びます。

42日目


2回目の収穫。

収穫2


パクチーの定番? トムヤムクン。

トムヤムクン


また別の日。料理のねたが切れてパクチーサラダ。

パクチーサラダ


キャベツが太いのはご愛敬。ちなみに、パクチー料理はすべてつれあいの作です。(J)

なんの花?

sola日記
07 /03 2018
クイズです。
これはなんの花でしょう?

tsuruhananasu1_convert_20180703181500.jpeg


正解は「ツルハナナス」です。
名前のとおりナス科の植物で、花もナスの花に似ています。

咲きはじめは薄紫色ですが、時間がたつとこんな感じに白くなります。

tsuruhananasu2_convert_20180703181547.jpeg

花もなかなかきれいだし、おまけにとても丈夫。
放置気味で育てても、ちゃんときれいな花を咲かせてくれるので、ガーデニング初心者さんにおすすめです。

こまめに世話をするのは苦手なのですが、ホームセンターなどへ行くとついつい鉢植えを買ってしまいます。
最近はこの絵本を読んで、またまた植物を育てたくなりました。

庭のたからもの_convert_20180703181622

『庭のたからもの』大野八生著/小学館

たとえば「春いちばんの黄色い花たち」「薬味を育ててみよう」「クリスマスをいろどる植物」などなど、植物の紹介の仕方もユニーク。
読むだけでも楽しくて、ちょっと植物にくわしくなれる本です。

Solaのサイトで連載されている「子どもの本と植物さまざま」を読むのも楽しみにしています。
先日更新されましたが、第3回では「やかまし村」シリーズが取り上げられていました。
小学生のころに好きだった「やかまし村」の物語に、こんなにいろいろな植物が登場していたとは!
読み返したくなりました。(YS)

臨時スタッフ紹介 KM

sola日記
07 /01 2018
臨時スタッフ紹介です!

はじめまして、KMと申します。
産休中のトリさんに代り、4月頃からWEBの更新を担当しています。

本業は人形アニメーション作家兼システムエンジニアです。
人形アニメーション作家としてトリさんの後輩にあたります。

こんかい代表のラクダさんから作品を紹介する機会を頂いたので、
ぜひご覧ください。



どぞッヽ(・∀・` )っ☆彡



最新作の「夢一夜」という作品です。
夏目漱石の「夢十夜」を原案として制作した、オリジナルの短編人形アニメーションです。

パートナーと2人で4年かけて制作し、昨年映画祭にノミネートして頂いたきっかけで、
このようにweb上で無料公開しています。

人形を骨組みから作り、衣装を着せ、セットを作り込み、
人形をちょっとずつ動かして撮影し、アニメーションにします。

KMはシステムエンジニアとして、
パートナーはフリーランスの作家として活動しながら、
次回作の準備をしています(また4年かかるのかな・・・)。


美術や物語全般を手がけるパートナーの過去作品
https://www.instagram.com/draw_02_sayuri/



空さんのところの本は魅力的なものばかりなので、
紹介するときに動画にしてみたり、キャラクターが動いたりすると
楽しいだろうなと思いながら作業しています。

あと関係ないですが、暑い日の木陰は最高ですね!
kokage


こんごともよろしくお願いします
ヨロシク( ゚ー゚)/゚*゙:¨*;.・';゙:..・☆

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaのスタッフが交代で更新します。お気に入りの絵本や、「旅」の思い出、日常のヒトコマなどを綴っていきます。どうぞのぞきにきてください。