フレデリック

sola日記
05 /25 2018

きのう夢にフレデリックがでてきました。




なにそれって感じですね。

これがフレデリックです。

201805250800067ab.jpeg

『フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし』レオ・レオニ、谷川俊太郎/訳、好学社


アメリカやイタリアで活躍した絵本作家レオ・レオニの代表作のひとつ。


のねずみたちが冬支度のためにせっせと食糧をあつめるなか、フレデリックはひとりぼんやりすごしていました。

なにをしてるのかときかれて、光や色をあつめているとこたえるフレデリック。

目に見えないものをあつめるフレデリックになかまたちはすこしいらいら。



さて、寒い冬がやってきてあつめた食糧もつきてきたころ、ようやくフレデリックはいままであつめてきたものを披露するのです。







というフレデリックです。

このフレデリックが夢にでてきたんです。




どんな夢だったかは起きてすぐわすれちゃったんですけどね。


フレデリックがいたことだけはおぼえてます。



じつは私の本棚の一角にもフレデリックがいるんですが……

201805250805301d8.jpeg


このこかしら。


じっとすわってるのにもあきたのかもしれませんね。






夢って思いだそうとして思いだせるものでもないけど、思いだせないのが残念。



フレデリックは私の夢のなかでなにをあつめてたのかしら。





冬になったらまた夢のなかでみせてくれるかな。



(N)
スポンサーサイト

マチルダ

sola日記
05 /21 2018
初めまして。4月より週1で勤務しております。普段は大学院生です。動物キャラクターはキツネです。
自己紹介代わりに、今回は私の読書原体験をお話しします。

初めての本は絵本ですが、自分で選んだ本という意味ではロアルド・ダール著『マチルダは小さな大天才』です。図1
『マチルダは小さな大天才』ロアルド・ダール、クェンティン・ブレイク/絵、宮下嶺夫/訳、評論社

たしか小学校に入ったばかりだったと思います。図書館で借りて、夢中で読みました。でも同時に、ある敗北感を覚えました。主人公マチルダは4歳のときにディケンズの『大いなる遺産』を読破するのです。マチルダの読書リストが作中に出てきます。ディケンズ、オースティン、ヘミングウェイ、オーウェル……なんとも華々しい。図書館の2階にある一般書コーナーが憧れだった(そして時々背伸びして読んでみては挫折していた)当時の私には、マチルダの天才ぶりはまぶしすぎました。今なら「読書は競争じゃないのよ」と言ってあげたいですが。

本物の羨望は妬みを生まないようで、のちにこの本を買ってもらい、くりかえし読みました。

中学生になった時に初めて読破した洋書も、この作品の原作であるmatildaでした。
図2
"Matilda" Roald Dahl, Puffin Books

今思うと、賢さに憧れるようになったきっかけのように思います。

これから週に1度更新します。よろしくお願いします。(A)

目はおこってる

sola日記
05 /16 2018
「目はおこってる」という歌をご存じですか? NHK教育テレビ(Eテレ)で2003年から10年あまりつづいた『クインテット』という番組のオリジナル曲です。

この歌には体に関する慣用句がたくさんでてきます。というより、ほとんど慣用句だけの歌なんです。

ざっと並べてみます。口がすべる、鼻で笑う、耳にふたをする、顔から火がでる、へそで茶をわかす、ひざが笑う、腰がくだける、ほっぺが落ちる、肩で風を切る、胸がおどる、背中で泣く。

「NHK クインテット~アラカルト~」(スコア、シャープ、アキラ、アリア、フラット/ワーナーミュージック・ジャパン)というCDに収録されています。ほかにも「練習だいきらい」や「おんぷのマーチ」など一度聞いたらやきっとみつきになる曲がたくさんはいっているので、機会があったらぜひ聴いてみてください。

それにしても、慣用句ってあらためて見るとおもしろですね。頭が切れる、目がすわる、鼻を折る、口が減らない、耳をそろえる、首を長くする、のどから手がでる、すねをかじる、腕が鳴る、腹が黒い、へそが曲がる、足を洗う……含まれている個々の語からは想像できない意味に変身します。

英語にもおもしろい慣用句があります。『英語クリーシェ辞典』には、fight tooth and nail(歯と爪で戦う→力や知恵を絞って戦うこと)、powder one's nose(鼻におしろいをはたく→女性が手洗いに立つ時に使う)、has the cat got your tongue?(猫に舌をとられたの?→何か答えてしかるべきなのに黙っている人に向かって言う)、elbow grease(肘の油→肉体的に力が要ることについて使う)などいろいろ載っています。(J)

英語クリーシェ辞典
『英語クリーシェ辞典――もんきりがた表現集』ベティ・カークパトリック著/柴田元幸監訳/研究社

キツネとウサギ

sola日記
05 /11 2018


Solaのスタッフにキツネとウサギがやってきました!


きつね
©Sachiko Fujimoto

うさぎ
©Sachiko Fujimoto


キツネとウサギ……

狩るものと狩られるもの。



イソップ童話をはじめとして昔話なんかにもよくセットで登場しますね。


まえにアニメーション映画をみてきたよ〜とノルシュテインの絵本『きりのなかのはりねずみ』を紹介しましたが、じつはそのときキツネとウサギの短編アニメもあったんですよ。

20180511080947193.jpeg


『きつねとうさぎ』F・ヤールブソワ/絵、Y・ノルシュテイン/構成、こじまひろこ/訳、福音館書店



こちらはロシアの昔話のキツネとウサギ。


キツネに家をとられてしまったウサギのために動物たちがつぎつぎにたすけにきてくれます。

ウサギはキツネをおいだすことができるのでしょうかというおはなし。




日本の絵本にもキツネとウサギがでてくるものはたくさんあります。

私のお気に入りはこれ。

201805110809570d3.jpeg

『ゆらゆらばしのうえで』きむらゆういち/文、はたこうしろう/絵、福音館書店



はじまりは王道。
ウサギがキツネに追いかけられています。


が、雨で1本の丸太だけになってしまった橋に2匹がさしかかったところで、橋が土手からはずれてしまいました。


キツネとウサギは丸太の端と端でシーソー状態。どちらかが動けばどちらかが落ちてしまいます。

これから2匹はどうなってしまうのでしょう。




ようやく橋から無事におりれたとき……

キツネはウサギをつかまえる?
ウサギはキツネから逃げきれる?

それともちょっとちがった結末がまっていたりして。





鮮やかでダイナミックな絵といっしょに語られる王道のようでそうでもないキツネとウサギのおはなしです。
(絵をかいたはたこうしろうさん、だいすきなんです)






さて。

そんなキツネとウサギがやってきましたが、もちろんSolaのキツネとウサギはそんな狩って狩られる関係ではありません。



こんどはそれぞれのイメージでキツネとウサギの本を紹介しようかな。





私のリス絵本もまた紹介しようかな。
(しつこいかな)




(N)

4万歩

sola日記
05 /09 2018
連休中、自宅から新座駅までのあいだを歩いて往復してみました。4万歩ほどの道のりをマンホール中心に紹介します。

いちばん迷子になりにくそうなルートにしました。東京外環自動車道に沿って走る国道298号線で戸田市を抜けて和光市へ。そこから国道254号で朝霞市、そして新座市へと向かいます。

ルート

戸田市のマンホール。レガッタとモクセイとサクラソウがデザインされています。1964年の東京オリンピックで戸田ボートコースがレガッタの競技会場になったそうです。

戸田市マンホール

美女木ジャンクション。交通情報でよく耳にします。

美女木ジャンクション

荒川を渡ります。さきたまおおはし。「埼玉大橋」かなと思いきや、

さきたまおおはし

橋からの眺め1

橋からの眺め2

「幸魂大橋」でした。

幸魂大橋

和光市のマンホール。サツキとイチョウがデザインされています。中央の市章は「和(輪)」と「光」。

和光市マンホール

けっこうきつい坂があります。

和光市の坂

朝霞市のマンホール。ツツジです。市章は「アサカ」の3文字で飛鳥をデザインしているそうです。

朝霞市マンホール

このマンホールもすてき。

朝霞市マンホール2.

いよいよ新座市です。コブシとモミジがデザインされています。市章は「ニ」と「ザ」。二重円の部分が「二」で、ちょっとロケットみたいなのが「ザ」。

新座市マンホール

新座市のイメージキャラクター「ゾウキリン」のマンホール。「雑木林」を読みまちがえてやってきたらしい。

ゾウキリン

新座駅に到着。

新座駅

帰り道。幸魂大橋から東京スカイツリーが見えました。(J)

スカイツリー遠景

お引っ越し

sola日記
05 /04 2018

すっかり春ですね。

4月から新生活がはじまったって人も多いかしら。



私はあいかわらずですが、

私のまわりには、結婚してこの春から新たなおうちで新生活って友だちがちらほら。




春はお引っ越しシーズンでもありますもんね。


ということで、お引っ越しの本。

20180504080739dc0.jpeg

『おうさまのおひっこし』牡丹靖佳/作、 福音館書店


照れ屋のおうさまとあわてんぼうの6人のおともたちのお話。


口下手なおうさまの命令をかんちがいしてしまうおともたち。

みんなであたらしいお城にお引っ越ししますが、大荷物の道中、そうスムーズにはいきません。





文も絵もコミカルでハートウォーミング。淡く繊細な色彩のなかにしっかり物語がながれています。

作者の牡丹さんは、Solaでつくった本でもある『ようこそロイドホテルへ』の絵を描いた画家さん。


20180504080749a6a.jpeg

『ようこそロイドホテルへ』野坂悦子/作、牡丹靖佳/絵、玉川大学出版部






さて。

私はいままで5回お引っ越しをしましたが、もしかしたらそろそろ6回目があるかもしれません。



あたらしいおうちを探すのはいつもわくわくします。

お引っ越しの予定がないときも物件さがしは趣味だったり。




まあ、理想と現実の差はなかなか広いですけどね。


欲をいえばきりがありません。


いい景色とか、
20180504080924ea0.jpeg


木のぬくもりとか、
20180504080826f90.jpeg


大きなバルコニーとか、
20180504080908241.jpeg


アイランド型キッチンとか、
201805040808496d0.jpeg





とかとかとか。

こんなおうちに住みたいなぁ。

20180504081451fd1.jpeg



ちなみにこれはスイスのおねえちゃん一家のおうち(もちろん借りもの)です。




(N)

むかしむかし

sola日記
05 /02 2018
昔話の結びのことばというと、どんなものを思い出しますか? わたしは「いきがぽーんとさけた」と聞くと懐かしい気持ちになります。たぶん子どものころ耳にしていたのでしょう。べつの地方出身の家人は聞いたことがないといいます。

そこで、『子どもに語る 日本の昔話(全3巻)』から結びのことばを拾って、地方ごとに並べなおしてみました。

◎東北地方
どっとはらい(青森県)、どんどはれ(岩手県)、どんと はらい(岩手県)、それっきり、どんどはれ(岩手県)、どんどはらい(岩手県)、どんどはらえ(岩手県)、こんで、どんとはれだ(岩手県)、こんで、一期さけえた(宮城県)、これで、えんつこもんつこ、さげだ(宮城県)、とっぴんぱらりのぷう(秋田県)、とっぴんぱらり、さんしょの実(秋田県)、とーびんと(山形県)、どんびんさんすけ ほらの貝(山形県)、どっべからっこ、ねっけど(山形県)、どんぱらり(福島県)、ざっと昔、さかえもうした(福島県)、ざっと昔、栄えた(福島県)、ざっと市が栄えた(福島県)、まあ、こんでしまい(福島県)

◎関東地方
ざっと昔は終いもうした(栃木県)、昔はそれっきり(群馬県)、そればっかり(群馬県)、昔はむくれて、今ははじけた(群馬県・東京都)

◎中部地方
いきがポーンとさけた(新潟県)、いきがポーンとさけた、なべのしたガラガラ(新潟県)、これでいちごさけた、どっぺん(新潟県)、これで、一期栄えもうした(新潟県)、後はないけど(新潟県)、これで、ばっちりこ、柿の種三つ(富山県)、きっぺりちょ(石川県)、すんだりべったり、がんなます。がんのなますはうまかった(福井県・京都府)、それっきり(山梨県)、そればっかし(長野県)、そればっかり(長野県)、しゃみしゃっきり(岐阜県)、これで、ちょっきり、きのこわし(岐阜県)

◎近畿地方
そうらいごんぼ(滋賀県)、いちごぶらり(京都府・兵庫県)、めでたし、めでたし(兵庫県)、もうそんだけ(和歌山県)

◎中国地方
それ、こっぽり(鳥取県)、むかし、こっぽり(鳥取県)、昔こっぷり(鳥取県)、昔こっぷり、ごんぼの葉(鳥取県)、昔こっぽし、ひいごの巣(島根県・広島県)、昔、かっぷりこ(広島県)、昔、こっぷり、山の芋(岡山県)、昔こっぴり、どじょうの目(岡山県)、昔こっぷり、どじょうの目(岡山県)、昔こっぽり、大山やまのとびのくそ、ヒンロロウ、ヒンロロウ(中国地方)、昔こっぷり、どうらんけっちり(中国地方)

◎四国地方
もうなし、しゃんしゃん(香川県)、これでしまい。あとの話はどんがになったやら、ねこが食うてわからんと(香川県・徳島県)、昔まっこう、さるまっこう(高知県)

◎九州地方
それっきり(福岡県)、もうすこし、米ん団子三つ(大分県)、そぎゃんこったい(熊本県)、これで、しみゃあたい(熊本県)、こんかぎりのむかあし(鹿児島県)、そいぎり(鹿児島県)、昔語り、おしまいでろ(鹿児島県)

「どんとはらい」や「とっぴんぱらりのぷう」や「いちごさけた」はなんとなくなじみがありますが、ほかにもいろいろあるんですね。外国の昔話にもあるようなので、また調べてみたいと思います。

昔こっぷり、どじょうの目。(J)

日本の昔話1
『子どもに語る 日本の昔話1』(稲田和子、筒井悦子 再話/こぐま社)

サラ・ムーンとの出会い

sola日記
05 /01 2018
ゴールデンウィークらしいお出かけ日和が続いています。
先日、フランスの写真家サラ・ムーンの写真展を見にいきました。

20180501115308b1f.jpeg

床も天井も壁も真っ白の空間に写真や映像作品が並び、独特の世界観に飲み込まれてしまいそうでした。

Solaスタッフの私が「サラ・ムーン」ときいてまっ先に思い浮かぶのは、写真絵本の『赤ずきん』です。

18050103_convert_20180501122357.jpg
『赤ずきん』(ペロー 原作 サラ・ムーン 写真 定松 正 訳 西村書店)

私がこの絵本に出会ったのは、灰島かり先生の遺作『絵本を深く読む』の編集中、関連書籍を整理していたときでした。
この絵本から受けた強烈な印象を表現する言葉を見つけられないでいたとき、『絵本を深く読む』の本文で灰島先生が用いた「濃厚で幻想的」「乾いていて都会的」といった言葉に強く納得させられました。

この関連書籍の整理作業のためにはじめてSolaを訪れてから、あっという間に1年が過ぎてしまいました。
灰島先生やSolaとの出会いに感謝しつつ、久しぶりにサラ・ムーンの写真を堪能しました。(Y)

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaの3人のスタッフが毎週1回ずつ(WEB担当のSFは毎月1回)交代で更新します。お気に入りの絵本や、「旅」の思い出、日常のヒトコマなどを綴っていきます。
どうぞのぞきにきてください。