音楽とネコ

sola日記
06 /30 2017


”人生のみじめさから抜けだす方法はふたつある ー 音楽とネコだ”


…という名言をきいたことはありますか?

ドイツ出身のアルベルト・シュヴァイツァー博士(医学、哲学、神学、そして音楽に精通した20世紀のヒューマニスト)のことばです。


ギターをひく娘がいて(私じゃない)、ネコとともにひとがくらす私の家では、この名言は絶大な支持を得ています。



でもほんとうに、

心身ともにつかれたとき、
どうしようもなく嫌な気分になったとき、
かなしくてかなしくてどうすればいいかわからなくなってしまったとき、

ふとききたくなる音楽がある。

ネコがそっとそばにいてくれることがある。



さて、
そんな音楽とネコの絵本を1冊。


『ネコとクラリネットふき』、岡田淳、クレヨンハウス


ある日、クラリネットふきのところへやってきた1匹のネコ。

ごはんもミルクも口にしませんが、クラリネットふきがクラリネットを練習するにつれて大きくなってるような…?



さて、ネコとクラリネットふきはいったいどうなるのでしょう?


気になるひとは読んでみてくださいね。





このクラリネットふきも、いいこといってるんですよ。


”よのなかでいちばんすてきなのは、ねこといっしょにくらすことです”




ええ、
おっしゃるとおりです。


(N)
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テクシーとあじさい

sola日記
06 /30 2017
 先日、すこし昔の文章を読んでいて、「テクシー」ということばに出くわしました。テクシーなんて、目にしたのは何十年ぶりでしょう? はじめは「タクシー」の誤りかとも思いましたが、車がきらいでもっぱら電車とテクシーを利用するというのですから、てくてく歩くことをいっているのだと思います。

 テクシーといっていいのでしょうか、休日はときどきまち歩きに出かけます。ついこのあいだは、小雨のなか、あじさいを見にいきました。

 王子駅あたりの線路沿いに、飛鳥の小径というあじさいの群生地があります。
飛鳥の小径

 すこし見ごろをすぎた感じでしたが、雨にぬれている姿もなかなかよかったです。
あじさい

 セイヨウアジサイは、日本のガクアジサイが中国を経由してヨーロッパに渡ったあと、そこで品種改良されて日本に逆輸入されたのだそうです。へえ〜。
セイヨウアジサイ?
ガクアジサイ?

 種類はわかりませんが、ちょっとかわったアジサイも咲いていました。
知らないアジサイ

 このあと、王子から都電荒川線と日暮里・舎人ライナーで舎人公園まで行ったのですが、あじさいはあまり咲いていませんでした。あじさいのかわりに出迎えてくれたのは、カルガモの大家族。もう雛とはいえない子どもたちが9羽もいました。
カルガモ

 舎人公園から家まで「テクシー」で帰って、この日の歩数は24000歩を超えていました。(J)


 

インド

sola日記
06 /22 2017

こないだはロシアのお話と映画を紹介しましたが、こんどはインド。


唐突ですが、ちゃんと理由はありますよ。

もう終わってしまいましたが、六本木の森美術館でやっていた展覧会にいってきたのです。


「N・S・ハルシャ展ーチャーミングな旅ー」という展覧会。

N・S・ハルシャは南インドの古都マイスール出身のインドの現代美術を代表するアーティストだそう。(実は私もはじめて知った)


作品は、タイトルにあるとおりチャーミングな雰囲気(そうでないものもある)
ハルシャはそのチャーミングさのなかで、南インドの文化や生活を感じさせたり、現代の社会情勢やグローバルな世界の動向をシニカルに描いています。

モチーフの反復というのも特徴的で、遠目でおなじにものがたくさん描いてあるようにみえるんだけど、近くでみるとそれぞれ異なっていて、細かいところまで目がひかれる。

《神々の創造》という作品で描かれているのは、宇宙を縫っている何人もの神さまたち。
地球らしき星を縫っている神さまも。

《道を示してくれる人たちはいた、いまもいる、この先もいるだろう》という作品では、指をさして道を示すサルがたくさん描かれていたり。

ほかにもウシがたくさんいたり、オウム(のようなもの)がたくさんいたり、ゾウやウマまで動物モチーフのものも多かった。人ももちろん。それ以外にも、ハルシャは日本の子どもたちともワークショップをやったみたいで、子どもたちが好きに模様や色をつけたシャツがたくさん飾られていたりもしました。

インド好きの友人のお誘いでしたが、いってよかったな。


ということで、インドのお話を1冊。


『ランパンパン インドみんわ』マギー・ダフ/さいわ、山口文生/やく、ホセ・アルエゴ/え、アリアンヌ・ドウィ/え、評論社

クロドリが王様にさらわれたおくさんをとりかえしにいくお話。

ランパンパンとたいこをたたきながら、ねこ、木の枝、川、アリをなかまに、いざ王様のもとへ。


うちにはむかしから英語版があって(たぶんシンガポールにいたころにかったのかな)、ちいさい私は、意味はわからずも絵とランパンパンのリズムで楽しんでいました。

これまたうちで根強い人気を得ていた絵本ですが、てっきりむこうのマイナーな本だと思っていたので、最近日本語版があることを知ってびっくり。



ランパンパンとハルシャのアート、どことなく似た雰囲気があるかもしれない。


チャーミングなインド、
興味ある方はぜひ。


(N)

霧のなか

sola日記
06 /15 2017
こないだロシアのステーエフのお話を紹介したら、ちょっとまえに見たロシアのアニメーション映画を思いだしたので…


ユーリー・ノルシュテインというアニメーターをしっていますか?


”アート・アニメーションの神様”や”映像の詩人”といわれて、世界中のアニメーターから尊敬されているアニメーション界のすごいひと。1941年に旧ソ連にうまれ、アニメーション監督として数々の作品を生みだしてきました。切り絵などをもちいた美しく芸術的な映像が魅力的で、もの悲しくもあたたかみのあるロシア的な雰囲気が漂っていてとてもすてき。



さて、なぜこんなお話かというと…


ノルシュテイン生誕75周年を記念して、ちょっとまえに映画がやってたんですね。(ターシャにつづいてまた映画)


ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映『アニメーションの神様、その美しき世界』


10分程度の短編アニメーションの『25日・最初の日』(1968年)、『ケルジェネツの戦い』(1971年)、『キツネとウサギ』(1973年)、『アオサギとツル』(1974年)、『霧の中のハリネズミ』(1975年)、『話の話』(1979 年)の5本を上映。



どれも美しい映像ながらも雰囲気は様々で、それぞれ受ける印象も異なります。

中世絵画的で印象的だったのは『ケルジェネツの戦い』、絵本的でストーリーも楽しめたのが『キツネとウサギ』、『アオサギとツル』は日本の浮世絵・水墨画の雰囲気漂う一風変わった恋愛もの。



なかには絵本になっているものもあり、そのなかで特に有名なのがこちら。

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『きりのなかのはりねずみ』ノルシュテインとコズロフ/作、ヤルブーソヴァ/絵、こじまひろこ/訳、福音館書店



友だちのこぐまの家にむかう途中、はりねずみは霧に浮かぶ白い馬をみる。そして霧のなかへと迷いこんでいく…


とても静かで幻想的な物語。
絵本に音はないけれど、それでも静けさが絵本に漂う。


霧に浮かぶ白い馬をみつけたとき、あたりのみえない霧のなかをさまよいあるいていたとき、霧からでてこぐまとともに星をみたとき、はりねずみはなにを思っていたのだろう。


2017061520563736a.jpg



なにかあった気がする。
でも、なにもなかった気もする。


霧のなかってそんな感じ。


(N)

sola日記
06 /12 2017

梅雨になりました。


ということで、雨で思いだす本を1冊。
(全然、雨ふってないですけどね)


『こねずみとえんぴつ 12のたのしいおはなしとえのほん』ステーエフ/さく・え、松谷さやか/やく、福音館書店

これもまた、姉弟3人ちっちゃいころにそれはもうたくさん読んでもらってたんです。


いまやこんなにぼろぼろ。
ぼろぼろ_convert_20170612130802


みじかいお話が12個入っていて、どうぶつたちが知恵をつかって問題を解決するような、なるほど〜と思うようなお話も。

挿絵もあざやかであたたかい雰囲気。表情豊でいきいきとしたどうぶつたちの絵がとても印象的。

読者を巻き込んでどうぶつに色をつけていくようなお話もあったりして。(うちにある本もしっかりぬってあった)




そのなかのひとつに「きのこのかさ」というお話がありました。

どしゃぶりのなか、ちいさなきのこのしたで雨やどりするあり。そこへ次々とどうぶつたちがやってきます。ありだけでもいっぱいいっぱいのきのこのかさなのにそんなに入れるのかしら……

というお話。



雨やカサの絵本やお話はたくさんありますが、私はまず思いだしたのがこれでした。

もう何年もひらいてなかった本でしたが、雨とカサというとこの「きのこのかさ」がうかぶのです。


普段はわすれていてもふとしたときに思いだすような、心に染みついているお話ってありますよね。(きのこがすきだっただけかもしれない)




『こねずみとえんぴつ』のなかでは、あと「いろんなおおきさのくるまのわ」が特にお気に入りだったかな。


私も雨やどりできるくらいのきのこのかさが、どこかにあればいいのにな。

(N)

地図

sola日記
06 /01 2017

とつぜんですが……

私は字がへたくそです。
ついでに絵もへたくそです。

昔からへたくそです。
こどもっぽくて小学生男子みたいな字です。女子なのに。

おとなになったら自然と上手になるものだと思っていました。もうおとなになったのに全然うまくなりません(もしかしたらまだおとなになってないのかも)


甘かったか……このまま一生へたくそなままなのか……なんか練習した方がいいのかしら……と字のへたくそさについてもんもんと考えている今日このごろです。


でも、そんなへたくそな私の字がまれに役に立つときがあります。それがこんなとき。


結婚おめでとうのケーキのプレートをかいたのです。こうしてみると味があってかわいいかもしれない(…と友人がいってくれたので、ちょっとだけ救われる)



さて本題ですが、なんとそんな私がかいた地図がSolaのホームページにのりました!(いいのかしら)


アクセスのページをみてくださいね。

これが地図です。

ここにのってるのが私の字です。へたくそですね。地図もへたくそなりに味がある(と思いたい)。


ということで、私の字がへたくそなことはわりとどうでもよいのですが、ホームページに地図がのったのでSolaへの道がわかりやすくなりました! ってことです。


地図ということで、最後にこちらを。

『MAPS マップス 新・世界図絵』アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ、徳間書店児童書編集部/訳、徳間書店



建物、食べもの、民族衣装、動物、ひと…
世界42ヵ国の情報が絵とともにぎゅぎゅっとつめこまれていて、ながめているだけでたのしい絵本。

もちろん日本もあります。
じっくりみてると自分の国にも発見があるかも。


地図ってなんかわくわくしますよね。

ファンタジーとか読むときに見返しが地図になってるとうれしかったり、
古い地図とか心がうずうずします。

私のお部屋にも地図がはってあるのです。
(どうして持ってるのかわからない世界地図)




まあ…
ふだんの生活では地図があっても私は迷子になるんですけどね。


(N)

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaも今年で13回目の春を迎えます。
新しいスタッフとともに「Solaスタッフブログ」を始めてみることにしました。
四季の移り変わり、本や子どもをめぐる雑感などをゆっくりしたペースで綴っていこうと思います。気が向いたらのぞきにきてください。