メダカの学校

sola日記
05 /30 2017

黒メダカ_convert_20170530221738

5月末、陽は高く、日差しは真夏を思わせる埼玉中部の田園地帯に
「メダカの学校」を見つけた。
水深15センチくらいで幅80センチくらいの田んぼ脇水路の中。

そっとのぞいてみると、学校に15匹、学校から逸れたメダカが2匹いた。
こちらの影が水面に映ると、サーッといっせいに同じ速さで同じ向きに動く。

片手を伸ばして手の影を動かすと、影と逆のほうに動く。
おもしろい。何度も影を動かす。

そのうち2匹が合流し、今度は上流から下流に影を作って追いかけた。
すると、下流にもう1つ学校があった。
生徒は上級生のようでやや大きいメダカが多かった。
20匹……それ以上は動き回り数えられない。

2つの学校がいっしょになるかと思ったら、
2つの学校はもとの同じ数の生徒のまま、
きれいに2つにわかれて学校を維持した。
学校には規則があるからいっしょにならないのかな? などと考えた。

生粋の埼玉産の黒メダカのようだった。
農薬にも、カダヤシにも負けず力強く生き続けてきた、
たくましい生徒たち。

ファイト! あたたかい水の中を 自由に自由に動き回れ!(S)


田んぼのわきの桑の実2_convert_20170530221713

田んぼのわきの桑の実1_convert_20170530221640

 田んぼ脇の桑の実

田んぼの住人1_convert_20170530221756

田んぼにはこんな住人も
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読むこと

sola日記
05 /27 2017
はじめまして。
ふだんは学習教室運営会社で働くOL、
月一でSolaのホームページ更新を担当している者です。

先日、とある読書会に参加してきました。

大人たちがあつまり、その場で短編を読み、意見を交換する、というもの。
大学生から50代後半くらいまで幅広い年齢層で
男女比は女性が多めでしょうか。
都内某所の築80年を超えた古民家を読書空間として活用していて
あたたかみのある部屋のたたずまいがなんとも居心地がよい。

読書会

読む前にカレーを食べて、その場に集まった人たちで打ち解けます。
カレーと読書のセットは文句なくベストマッチ!
そして雑穀米がなんともウレシイ。

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おなかが満たされたあと、短編のコピーが配られ、その場で全員で読み始めます。
(ここで初めて作品が手渡されます)
皆でしんと集中し、読む時間を共有します。
この「皆で読む」時間の、なんとも非日常的で引き込まれること……!

読み終わると意見交換にうつります。
この読書会は、一人の意見を延々に聞き続けるという講義のようなものではなく
皆で語り合いながら「読む幅を広げる」ことを大切にしたスタイルです。
司会者からの問いかけで進みますが、発言はもっぱら個人に任されます。

「どう感じたか」「なぜそう思ったか」
多角的な問いかけに、女性がポンポンと意見を言い、
男性はうなずきつつ要点をついていく感じ。

作品の中の言葉の意味一つ一つへ神経を研ぎすませながら
頭をフル回転させて、全員で謎解きに挑戦している感覚。
「ここがどうも納得いかない」「実はこうかもしれない」
感想は飛躍しては着地し、ころがり、ふくらみ。深く深く、いけるところまで。
「皆で読む」正味2時間。

自分一人では到底たどり着けなかったであろう境地に連れて行かれるような
爽快で目から鱗が剥がれるような体験となりました。
作品の見方も全く変わり、小説のもつ力についても想いを馳せました。

*************
ちなみに今回、取り上げられた作品は・・・
恩田陸「いのちのパレード」という短編小説。

最後の一文で宇宙空間に突き放されるような、おそろしさ。
いのちとは。パレードとは・・。考えさせられる作品です。

(SF)

ことりのぼうけん

sola日記
05 /25 2017

ある日の美術館帰り、道ばたで1羽のことりに出会いました。

私の目の前に舞い降りてきたのです。


ピノさん
(…と名づけた)


とても人なつっこかったので、たぶんどこかのおうちからの迷い鳥。

話しかけると「なあに?」というように首をかしげたり、手にのったり…肩にのせたら落ち着いてしまったので、肩のりピノさんと私はおさんぽ。

しばらくするともう飽きたのか、また道のむこうへと飛び立っていきました。



私は楽しいひとときだったけど、迷子のことりならさがしてるひとがいるはず。それに、世の中(人の世界も鳥の世界も)には危険がたくさんなのに、あんなに人なつっこくて無防備だとたいへん。


そとがめずらしくて、
広い世界にとびたってみたかったのかしら。

あの、こすずめみたいに。

『こすずめのぼうけん』ルース・エインワース/作、石井桃子/訳、堀内誠一/画、福音館書店


ちいさいころにそれはもうたくさん読んでもらった絵本シリーズ(その3くらいかな?)


生まれて初めてとぶことをおぼえたこすずめが、もっともっとと遠くへいきすぎてしまいます。「かあかあ」なくからすや、「ほうほう」なくふくろうなど、いろんな鳥に出会いますが、どの鳥も「ちゅんちゅん」としかなけないこすずめを巣に入れてはくれません。

はたして、ちゃんとおうちに帰ることはできるのでしょうか。



ピノさんのぼうけんも、無事に終わってればいいんだけど。


(N)

思うままに

sola日記
05 /18 2017

アメリカの絵本作家ターシャ・テューダーを知ってますか?


絵本はもちろんのこと、バーモンド州の田舎で素敵なお庭のあるコテージに暮らし、92歳でこの世を去るまで、花やどうぶつに囲まれて自給自足の生活をしていたことでもとても有名です。


代表作はこれかしら。
自分でも著作のなかでいちばん好きな絵本だそう。

コーギービル

『コーギービルの村まつり』ターシャ・テューダー/絵・文、食野雅子/訳、メディアファクトリー


実は、私は高校生のときに絵本よりも先にNHKの番組でターシャを知りました。

素敵すぎるお庭と、
寄り添うどうぶつたち、
昔ながらの田舎の暮らし、
毎日のお茶の時間をたいせつに、
そして、好きなことをやりながら、生きていることを喜び感謝をわすれない生き方をみて、

とても素敵な人だなと思いました。



”一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ”

ということばをきいて、私もこんなふうに生きていきたいなと思いました。



高校生のころそう思ったことをなぜいま思い出したのかというと…



映画をみたからなんですね。「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」というターシャの生誕100周年で作られたドキュメンタリー映画です。



昔の映像を使っているから、みたことある部分もありましたが、改めて素敵な生き方だと思いました。

好きなことをやって、
ゆるやかに静かな水のように生きる。



そして、子どもの本を生業としているので憧れますね。


お庭のリンゴをしぼってジュースにしたり、
木の枝に棒をひっかけてろうそくをつくったりと、

つくれるものはてづくりなところも、また憧れ。(とくに、ろうそく。私もつくりたい)




「私に人生哲学があるとすれば、H.D.ソローのことばが私の人生そのものだ」とターシャのいったソローのことばが、10年前から私のなかにもずっと刻まれています。





”夢に向かって自信をもって進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう” H.D.ソロー





うん。
改めてがんばろうってなりました。
(夢だけはたくさん思い描いてきた)

ときどき、お花やどうぶつに癒されながらね。
ちびさん




映画も絵本もおすすめです。
よかったらみてみてくださいね。



(N)

浮いてみたい

sola日記
05 /10 2017
いいお天気がつづいてましたね。

先週、私はピクニックにいきました。



風がそよそよふいていて、
ねっころがるととても気持ちよくなって、
このままふわふわ風にのっていけたらなぁと思ったり。



そして、この本を思い出しました。


『浮いちゃってるよ、バーナビー』、ジョン・ボイン、オリヴァ―・ジェファーズ/画、代田亜香子/訳、作品社



生まれつきふわふわ浮いてしまう少年のお話。


ふつうであることをのぞむ両親のもとに生まれたふつうじゃない男の子。ふつうじゃないことを受け入れられない両親は、8歳になったバーナビーをわざと空へと飛ばしてしまいます。

気球で旅するブラジルのコーヒー農園のおばあさんズ、NYの芸術家にカナダの美術評論家、余命数ヶ月のおじいさん……いろいろなひとたちと出会い、別れ、バーナビーは家を目指す。



現実離れしたバーナビーの冒険譚は、コミカルでとても楽しい。オリヴァ―・ジェファーズの挿絵もゆるっとしていて、これまた楽しい。



でも、ふと気づく。
一歩ひいてみると、バーナビーの冒険はとても過酷。

人さらいにさらわれて見世物にされたりもする。やさしいひとたちともたくさん出会うけれど、出会うひとたちだって、それぞれかかえているものがある。



「ふつう」って一体なんなのか。
なにがふつうで、なにがふつうじゃないのか。



わくわくどんどん読んでくなか、そんなことを深く考えさせられます。
さらりと深いことを書いてしまう作家さんなのです。



バーナビーのゆかいな冒険譚、
よかったら読んでみてくださいね。




あ、あと……

ピクニック



ピクニックもおすすめです。


(N)

熊蜂(クマバチ)参上

sola日記
05 /03 2017
熊ん蜂①_convert_20170503232458

熊ん蜂②_convert_20170503233304
夕日に映える熊蜂

熊ん蜂③_convert_20170503232536
足に花粉団子をつけた熊蜂
体の両脇につけている

熊ん蜂④_convert_20170503233335
飛翔中の熊蜂
こんな小さな翅で、大きな体を飛ばすことは未だ科学が説明できないらしい

ブルーベリーの花がようやく咲いた。

ブーンブンブン、ブーンブンブン……ブルーベリーに熊蜂がやってきた。
ブルーベリーの壺のような花の中には、熊蜂の大好きな蜜がいっぱいある。

人間はブルーベリーの実が好きだが、熊蜂は蜜が好き。
熊蜂が蜜を吸うから、実ができる。
ミツバチ科でオスは針もない安全蜂だ。

熊蜂は、蜜だけじゃなく花粉も好きだ。
毛むくじゃらの黒い足に、花粉を団子のようにつけている。(S)

お花がたくさん

sola日記
05 /02 2017

連休ですね。

GWは、いろんなところでいろんなお花がみごろなんですよ。



その1: ネモフィラ(茨城県・ひたち海浜公園)
ネモフィラ

夢の世界かと思うような真っ青なお花畑。
私のだいすきなお花です。


都内からだとドライブにちょうどいい距離
(ちなみに、ちかくに那珂湊という港があるので私はおいしいいくらを食べました)



その2: 藤(栃木県・足利フラワーパーク)
藤と月

友だちが送ってきてくれた撮れたてほやほやの藤と月。

こちらは夜も素敵。
天から藤がふってくるみたいで幻想的。


その3: 桜(青森県・弘前公園)
さくらまつり

桜は終わったと思っていませんか?
弘前ではまだまだですよ。
(実は、私のおばあちゃんちが弘前市…のちかくの田舎町)


散った桜が弘前城のお堀に浮かぶので、
お堀には花筏もできるのですよ。



さて、その4…


絵本なかにも花は咲きほこる。

きょうは、おおかみ

『きょうは、おおかみ』キョウ・マクレア/文、イザベル・アーセノー/絵、小島明子/訳



妹のために壁に絵を描くお姉ちゃん。

だんだん花が咲きほこり、
どんどん動物もやってきて、
お部屋は色鮮やかになっていく。




モノトーン調の絵に色がついてく様子はとっても素敵です。






さて、

私のすきなお花畑、
4つ紹介しましたが、

みなさん気になるところはありました?




世間は最大9連休だとか。

よかったらいってみてくださいね。


(N)

本作り空Sola STAFF

本作り空Solaも今年で13回目の春を迎えます。
新しいスタッフとともに「Solaスタッフブログ」を始めてみることにしました。
四季の移り変わり、本や子どもをめぐる雑感などをゆっくりしたペースで綴っていこうと思います。気が向いたらのぞきにきてください。